雀のしっぽ

記憶と想いの覚書き

履歴

確かにそこにはいました
ある期間、長くもなく短くもなく、

ここまでの半生振り返り、
なんて大したことない
なんとも虚しい、そんな気持ちが
拭っても眼を瞑っても、
心の底に降り積もって、掃き出しきれない

疑問にも危機感もなく
やりたいことに眼を向けて進んできたつもり
が、ただのつもり、だったかと
認めたくはなかったけど、
価値のない、そんな自分を見つめなくてはならなくなった

貨幣価値はないかもしれない

それ以外の価値も別段、見当たらない

なにもない自分を手放しで認めてくれる存在
それも、ただのつもり、なのかも

認められる、と言うことに疑問を感じて、
立ち止まらざるをえなかった